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シムーン第二章 ~乙女達の祈り~

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【  2018年06月  】 更新履歴 

  06.30.  【 オリジナル詩集 】  壊れる   さわりを読む▼
  06.24.  【 棘(いばら)の記憶 】  棘の記憶 「記憶の始まり(8)」   さわりを読む▼
  06.18.  【 棘(いばら)の記憶 】  棘の記憶 「記憶の始まり(7)」   さわりを読む▼
  06.12.  【 オリジナル詩集 】  命の軽さ   さわりを読む▼
  06.06.  【 オリジナル詩集 】  魔弾の射手   さわりを読む▼


壊れる

オリジナル詩集

 壊れるムカつく イラつく 腹が立つ嫌悪が 憎悪が 怒りが 溜まる抑圧されていた 断層が弾けるようにあらゆる 憤懣が一気に爆発する煽られる 掴まれる 殴られる斬られる 刺される 撃ち殺される揺れる 崩れる 壊れてゆく人が 家庭が 絆が 町が 国がありと あらゆるものが壊れてゆくなぜそうなってしまったのか 誰にも分からないいつからそうなってしまったのか 誰も知らない気がついてみたら いつの間にかそうな...全文を読む


棘の記憶 「記憶の始まり(8)」

棘(いばら)の記憶

 「鬼畜米英人。チャンコロ(中国人)。チョナソー(朝鮮人)…戦前の政府取り巻きの言論人たちは公然と他国の人々を罵っていたからね『口を慎め!もし、国民が本気にして相手を人間だと思わなくなったら、兵隊になって戦争に行った時に無茶をしでかすぞ…責任を取れるのか?』って、徳富蘇峰(戦前の言論界のリーダー)などにも注意したんだけどね」「相手を人間扱いしなければ、こちらも人間扱いしてもらえない…先生の案じられた通...全文を読む


棘の記憶 「記憶の始まり(7)」

棘(いばら)の記憶

 「あぁ、君が刺草君かね。まぁ、そこへ掛けたまえ」 父にソファを指差した白髪の紳士は、少しやつれていたが見覚えのある柊木教授その人だった。「在学中は大変お世話になりました」 父はテーブルを挟んで向かいに座った柊木に履歴書を差し出した。「大学を中退したんだってねぇ」 柊木は父の履歴書に目を落としながらそう尋ねてきた。「はぁ、父が満州で戦死したものですから」「そうか、それは気の毒に…それでお父上の分まで...全文を読む


命の軽さ

オリジナル詩集

 命の軽さママとパパにいわれなくっても しっかりとじぶんから もっともっときょうよりか あしたはできるようにするから もうおねがい ゆるして ゆるしてください おねがいします無理やり 覚えさせられた平がなで たどたどしく詫びながらトイレにもいけないほど 衰弱しきった幼児は天国に旅立った電灯も暖房もない 寒い部屋の中で たった一人で死んでいった満足に食事すらもらえず 与えられたのは継父の暴力だけだった...全文を読む


魔弾の射手

オリジナル詩集

 魔弾の射手凶弾が 白衣の天使を貫いたデモで傷ついた人を救おうと 駆け寄った瞬間だった若い看護師は 大地に倒れながら患者に手を伸ばした白衣がみるみる血に染まり 彼女は虚しく息絶えた蛇のように狡猾な射手は してやったとほくそ笑んだ愛する祖国のために 敵を殺す事が射手の喜びだった一人でも多くの敵を殺す事が 愛国心の証明だった祖国のために 正義のために 引き金を引き続けたそうして 命を救おうとする 天使の...全文を読む

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