シムーン第二章 ~乙女達の祈り~

アニメ /コミック

リアル薄桜鬼 (新選組奇譚)

薄桜鬼

百合の話に持って行こうとしたのですが、みなさんBLに興味がありそうなので、BLのお話にいたしましょう。

<薄桜鬼>(オトメイト原作)と言えば、腐女子さん達の間では、言わずと知れたモテモテBLモノの定番ではあります。
がここでは、新選組奇譚を語るのでは無く、歴史上、実際にあった新選組の人物を中心としたBLについて語ってみたいと思います。
一通り歴史を勉強した男子が語るリアルBLなので、腐女子さんは参考にされて、創作などに役立てていただければ幸いです。
主人公は「土方歳三」…何ともイイ男です。残存する写真を見てもなかなかのイケメン男子で、BLの主人公に相応しい人物ですね。

時は幕末・文久3年(1863年)2月、天然理心流宗家4代目「近藤勇」にべた惚れだった「土方歳三」は、将軍・徳川家茂警護の為、武蔵の剣道場・試衛館の仲間と共に壬生浪士組に参加して、京都に赴き、政情不安定な京都の治安に携わりました。
その頃の京都は、徳川家の譜代大名、会津藩・桑名藩が取り仕切っていて、近藤や土方は言わば下働きでありました。
しかし、土方には大好きな「近藤勇」を男にしてやりたい(立派な男だが)と言う夢があり、冷遇にもめげずに懸命に働きました。
やがて、壬生浪士組の功績が認められ「新選組」となると、土方は自ら汚れ役を買って出て、近藤の邪魔になる「芹澤鴨」などの政敵を次々と誅殺し「近藤勇」を新選組局長の座に押し上げます。
この頃二人は「イサミさん」「トシ」と呼び合ってたそうで、近藤は土方を信頼し、土方は近藤にひたすら尽くしていたそうです。
想像しますに、近藤勇は剣術師範と言う事もあって、理想は高いんだけど、純粋すぎて、ドロドロした政争に向かない人だったのではないかな?…そうなると、手を汚す事は自分がしてあげなければならない。と土方は考えたのだろうと思います。
女子的目線から見て、理想の高い純情な男子って、何と無く可愛く見えて「かばってあげたい」気持ちになるんじゃないでしょうか?

とにもかくにも、新選組は、幕末の美剣士で有名な沖田総司が活躍する「池田屋事件」を経て、京の都にその名を轟かせます。
ところが、相思相愛の近藤勇が出世して幕臣になるのも後一歩!と思ったのも束の間、時代は「大政奉還」へと向かい、近藤と土方は、一転、朝廷にたて突く逆賊となってしまいます。
薩長の朝廷軍に京を追われた二人は、一緒に死のうと決意し、幕府の残党と共に「鳥羽伏見の合戦」に臨みますが、近藤だけが死に、土方は一人取り残されてしまいます。

最愛の人を失い、途方に暮れる土方の前に現れたのが、時の幕臣・榎本武揚でありました。
その榎本から、幕府再興「蝦夷共和国建国」の壮大な構想を聞かされた土方は、すっかり榎本武揚に惚れ込んでしまいます。
惚れっぽい人ですね~…でも、惚れこんだら一途なのが土方歳三の良いところです。
土方は、惚れた榎本の片腕となって「咸臨丸」に乗り込み、手に手を取って逃避行の末、函館の「五稜郭」に立てこもります。
そして、攻め寄せてくる薩長軍を相手に一歩も引かず、ついに愛する人の為に、壮絶な戦死を遂げたのです。
土方歳三。享年35才。本物のBLに生きた生涯でありました。好きな人の為なら死んでもいいと言う彼の願いは叶ったんですね。
いやぁ…男にして置くのはもったい無いくらいの、一途なイイ男です。
女だったら嫁にもらいたい様な人ですが、これほどの人に惚れてもらうには、一角の人物に成らなければなりませんね。

さて、幕末を舞台にしたBLで忘れてはならないのは、土佐の郷士「坂本龍馬」と「中岡慎太郎」の恋であります。
この二人は土佐勤皇党以来の盟友で、それぞれ「海援隊」「陸援隊」を率いて幕末の動乱に加わっていました。
そして、二人は忙しい合間を縫って密会し「一緒に鴨鍋を食おう」としていたデートの矢先に暗殺されてしまいます。
坂本竜馬は額を割られて即死。中岡慎太郎は数箇所を斬られたものの、しばらくは息があったそうです。
息があったなら、せめて愛する龍馬の敵討ちの為にも、誰が犯人だったのか?死ぬ前に言って欲しかったなぁ~
と思いますが、多分、出血多量で、もう意識朦朧だったんでしょうね。

この事件は、当時は新選組の仕業だと噂されたそうですが、BL的観点から推察すると、私はこれは痴情のもつれだと思います。
坂本龍馬は、当時、仲の悪かった薩摩と長州の同盟を成功させ、幕府を退陣に追い込んだ立役者である事が知られています。
坂本龍馬がその薩摩側の交渉人に選んだのは、薩摩勤皇党No.1の大久保利通では無く、次席の西郷隆盛であった訳です。
これ、大久保から見たら許せんでしょう…No.1の自分を差し置いて、交渉人に西郷隆盛を選ぶとは何事か!
案の定、西郷隆盛は、明治新政府で首相になった大久保利通に冷遇され、政府に反乱を起して西南の役で散ってしまいます。
なので、竜馬暗殺は、どうも大久保利通が怪しい?…と、言う事はこの薩摩の二人の間にも何かあったんでしょうかねぇ~?
まぁ、歴史から見ると、BLも百合も普通に存在していた訳で、何も特別アブノーマルな感情では無いみたいですね。

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<あとがき>
よくTVのスポーツ中継などで、勝ったチームの選手達が、記者のインタビューに答えて言う言葉があります。
「(大好きな)監督を男にしたかった」「(好きな)先輩の為に頑張りました」
腐女子のみなさん。これは完全なBL感情です。言い換えれば男同士の愛情は日常的に存在しているのです。
例えば、プロ野球「楽天」の星野監督などは、精一杯痩せ我慢して、虚勢を張ってるのが見え見えなんですね~
「あぁ、この人の為に頑張らなきゃ!」って選手達に思わせます。男のBL感情を掻き立てて、その気にさせる監督なんですね。
まぁ、星野監督はとっても選手を可愛がりますし…そう言う訳で、どんなチームの監督になっても優勝しちゃうんです。
「巨人」の原監督が、試合に負けた時の泣きそうな顔も同じです。「監督を泣かしちゃいけないっ!」って選手達を奮起させます。
前 長島監督もそうだったけど、何だか男のハートを揺さぶるものがあるんですね~…だから巨人は強いのかな?
他のチームのオーナーのみなさん。優勝したかったら、BL性のある監督を立てれば間違い無く優勝できますよ!
そう言う訳で、BLは現実に存在しますが、腐女子さんが余りに妖しく語る(描く)もんだから、男子が引いちゃうんですよね。
腐女子さんがBLを語る(描く)場合は、もっとサラッ!と爽やかにやりましょうよ(笑)

次回のBL談義は「三国志に見る愛の葛藤」…もう、これは男から見ても羨ましいです。これほど一身に愛を集める人は(笑)
 
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どうもこんばんは~。
いつもご訪問いただき、ありがとうございますm(_ _)m
リンクの件ですが、「今日ものんびりと」はリンクフリーですので、
リンクして頂いても大丈夫です^^

アニメでBLと聞くと「純情ロマンチカ」とか「世界一初恋」を思い出します(笑)
それにしても歴史上に名を遺した人たちの間にも、
BLや百合も存在するんですもんね~。
そう思うと何だか彼らも普通に人を愛していたんだなーなんて親近感を覚えます(-ω-)
#262[2014/05/25 21:27]  ツバサ  URL 

Re: 了解いたしました^^

> リンクの件ですが、「今日ものんびりと」はリンクフリーですので、
> リンクして頂いても大丈夫です^^

それでは」、早速リンクさせていただきます。今後とも宜しくです^^

> それにしても歴史上に名を遺した人たちの間にも、
> BLや百合も存在するんですもんね~。
> そう思うと何だか彼らも普通に人を愛していたんだなーなんて親近感を覚えます(-ω-)

西洋史を読みますと、歴史上の英雄には、随所にBLの記述がありますね~♪
中には、ちょっぴり危ないのも…腐女子さんは嬉しいだろうけど、男子には酷です(笑)
#263[2014/05/25 22:28]  sado jo  URL  [Edit]

BLって時々みかけていたのですが
そういう意味だったんですね。
私は同性同士でも友情があり
愛情があっても不思議ではないと思っていたので。^^

若い学生の頃に女性の何人かに告白じゃないけど
そんな事言われたことあります(;^0^)

歴史に残る方たちにもやはりあるのですよね。
知らない世界だから、また楽しみです^^

すみません。少しお聞きしたいのですが、
sado joさんってなんてお読みするのですか?

#264[2014/05/26 02:21]  yume-mi  URL  [Edit]

Re: y様 いつもありがとうございます^^

> BLって時々みかけていたのですが
> そういう意味だったんですね。
> 私は同性同士でも友情があり
> 愛情があっても不思議ではないと思っていたので。^^
> 若い学生の頃に女性の何人かに告白じゃないけど
> そんな事言われたことあります(;^0^)

BL=ボーイズラブは、男子に有りがちな感情です。女子は百合…なぜGLって言わないのかな?
でも女子は「あなた好き」ってコクれるけど、男子は「お前好きだよ」って言い難い(笑)
BLは純粋にプラトニックで、ホモは性的関係がある。男子の場合は誤解されやすいです。
私も何人かの男性とBLあります。対象はほとんど年上で、側にいたいな。って思いましたね。

> すみません。少しお聞きしたいのですが、
> sado joさんってなんてお読みするのですか?

sado jo=取り合えず(さどじょう)とでも読んでおいて下さい(笑)
#265[2014/05/26 11:00]  sado jo  URL  [Edit]

こんにちは!

sadoさんの“BL”や“百合”とはそういう意味だったのですね。^^
以前の記事で何かくい違っているように感じていたんですよね。(^_^;)

私はゲイをよりアニメっぽく、ビジュアル的にしたものだと思っているので。
「BL=プラトニック、憧れ」とするならば、人間全てにその感情があるという事ですよね。
受け取り方の違いだと思いますが、
私は“BL”や“百合”というのは、同性に性的感情を感じるかどうかだと思うんですよね。
実際に本屋などで売られている“BL”ものは性的関係を描かれていますし。
だから、同性に性的欲求を感じなければ“BL”つまり“ゲイ”ではないのでは?と。
まあ、両方に感じない“ノンセクシャル”という人もいますが。

そう言えば、私も歴史上のゲイ噂耳にした事あります。
織田信長と森蘭丸とか。(^^)
#266[2014/05/26 16:00]  misako  URL 

Re: m様 COありがとうございます^^

> sadoさんの“BL”や“百合”とはそういう意味だったのですね。^^
> 以前の記事で何かくい違っているように感じていたんですよね。(^_^;)
> 私はゲイをよりアニメっぽく、ビジュアル的にしたものだと思っているので。
> 「BL=プラトニック、憧れ」とするならば、人間全てにその感情があるという事ですよね。
> 受け取り方の違いだと思いますが、
> 私は“BL”や“百合”というのは、同性に性的感情を感じるかどうかだと思うんですよね。

腐女子さん達の間では、BLとゲイは別視されているみたいですよ。
精神的に萌えるのがBLで、肉体的に萌えるのがゲイだとか…微妙な境界線ですが(笑)
ただ、どちらも「相手の側に居たい」とか「相手を自分のモノにしたい」と言う感情は同じだと思います。

> そう言えば、私も歴史上のゲイ噂耳にした事あります。
> 織田信長と森蘭丸とか。(^^)

その昔、哲聖プラトンは、師のソクラテスとベッドを共にしたそうです。
寝物語に哲学の話を色々したけど、肉体的な事は何も起らなかった。
と名著「ソクラテスの弁明」で書いてます。まぁ、師弟愛と言うBLなんでしょうね^^
#267[2014/05/26 18:41]  sado jo  URL  [Edit]

そういえば、10年近く前、とあるブラックな会社で営業をやってたとき、「この人のためなら…」という感情を抱いた課長(男)がいましたw

実際、非常にオーラがあって、仕事もできて、人望もある人でした

それまで全く数字を上げられなかった自分が、普通に数字を上げて、数人〜多いときは10人ぐらいの部下の面倒を見る立場になったことがあります

アイノチカラ、ですかねw
#268[2014/05/26 21:28]  blackout  URL 

Re: アイノチカラ…ですね(笑)

> そういえば、10年近く前、とあるブラックな会社で営業をやってたとき、「この人のためなら…」という感情を抱いた課長(男)がいましたw
> 実際、非常にオーラがあって、仕事もできて、人望もある人でし>
> それまで全く数字を上げられなかった自分が、普通に数字を上げて、数人〜多いときは10人ぐらいの部下の面倒を見る立場になったことがあります
> アイノチカラ、ですかねw

「この人の為なら」とか「この人の喜ぶ顔が見たい」と思った時はもうハマってます。
でも、その人に褒められたら嬉しいし、とっても気持ちが充実してるでしょ…♪
それは愛です。私もそんな経験があります。いいBL体験をしましたね~(笑)
#269[2014/05/26 22:38]  sado jo  URL  [Edit]














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