シムーン第二章 ~乙女達の祈り~

随想/論文集

続 プロジェクト「人類保護計画・聖書の謎」

Neoノアの箱舟

さて、前回の随想(妄想)で、人類以外の先進文明(神?)が行なった「人類保護プロジェクト」の概要を述べました。
現存している書物の中で、その痕跡がはっきりと、尤も詳しく記されているのは、やはり何と言っても「新約聖書」でしょう。
イエスが起した奇跡は、後世の信徒による作り話とされてますが、それこそが先進文明の証と考えられなくはないでしょうか?
もし、彼がクローンニングされたミュータントであったなら、物質の組成を変化させるのは、困難な事とは思えないからです。
ともあれ、キリスト教以前に、中近東一帯のセム社会において、人々の規範となっていたのは「旧約聖書」の記述でありました。
世界創生から、アダムとイブの人類創造、ノアの箱舟に至る壮大な物語は、シュメール神話にその起源があると言われています。
ノアの箱舟の記述では、ノアの息子ハムがセムに暴力を働き、怒ったノアが、その子孫をセム人の下に置いたとされています。
セム人とは、エジプト、イスラエル、アラブ、ペルシャ地域に住む白系種族で、現代でも自分達をノアの子孫だと信じております。
対してハム人とは、主に黒人、黄色人などの有色人種を指し、旧約聖書では、セム人の支配を受ける種族となっております。
また、エデンの園の記述にあります様に、女性は男性に支配される存在とされ、中近東一帯では厳格にそれが守られております。
お分かりの様に「旧約聖書」は善人、悪人の別だけで無く、性別、人種、民族、職業(階級)により人を分けた差別の書でもあります。
そして、後にムハンマドが立てたイスラム法が、旧約聖書を規範とした為、現在でも女性の悲劇が後を絶たないのです。
多くの中近東諸国が民主国家となり、民主的な法律があるにも拘らず、イスラム法(神の法)が優先されてしまっています。
女子は、まだ幼い頃に父親に強制的に婚約者を決められ、恋愛の自由は無く、教育や職業を選択する社会的自由もありません。
もちろん、選挙権も無く、自分の意思で行動したり、将来を決める一切の権利を奪われています。(以下のリンク記事を参照)

<名誉殺人> パキスタンで、家族が25歳妊婦を石打ち殺害

<強制結婚> モロッコでレイプ被害者の少女自殺!判事命令で加害者と結婚

<信教の自由は無し> キリスト教から改宗拒んだ女性に死刑判決

<教育の自由も無し> 世界に響く少女の声!タリバーンの銃撃乗り越えて「マララ・ユサフザイ」さん

不思議に思うのは、その様な男尊女卑の規律が厳格な社会において、私生児イエスが成人するまで無事生き延びた事であります。
みなさんは「新約聖書」において、イエスの父・ヨセフに関する記述が、異様に少ない事にお気づきかと思います。
当時、マリアの婚約者ヨセフは、不義を働いたであろうマリアを「石打ちの刑」に処する権利…と、言うより義務がありました。
今日の中近東社会で「名誉殺人」と呼ばれる…それを実行しなければ、セム社会では男として馬鹿にされ、笑い者になります。
ところが、ヨセフは他人の子?を孕んだマリアを許して娶っています。それはなぜでしょうか?
その謎を解く鍵は、マリアの母・アンナにありました。実はマリアもまた「(人工授精)処女受胎?」であったのです。
聖母マリアの母アンナは、それぞれ父親の違う三人の女児を産みました。これ自体、当時のセム社会では考えられない事です。
しかも、産んだ子の名前は、三人共全てマリアで、父親が違うにも関らず同じ顔をしていたと言われます。
その為、後の研究家の間で、アンナは娼婦であり、マリアは処女では無く、娼婦の子だったと言う解釈もあるほどです。
しかし、この家系が「人類保護プロジェクト」の「モデル家系」であり、重要な観察対象であったとしたら説明は付きます。
三人のマリアもまた、イエス同様、観察者の施した「人工授精」で産まれたクローンであったのでしょう。
観察者は三人のマリアに人工授精を施し、厳しい戒律の中で、聖母マリアの子だけが生き残ったと考えるのが自然でしょう。
一般的に、男子に言う事を聞かせるには、命令…つまり威圧的な力を示すか、その力を体で味あわせるのが一番です。
三人のマリアの婚約者に天使?がそれを行なった可能性は大いにあります。或いは、電撃かレーザーを浴びせたかも知れません。
いずれにせよ、ヨセフがマリアとイエスを受容れたのは、自分の意思では無く、しぶしぶだったのだろうと思われます。
まるで、無理矢理押し付けられた様なもの…そのせいで、イエスと養父ヨセフの関係は冷淡なものであったろうと思われます。
ならば「新約聖書」において、ヨセフに関する記述が異様に希薄である事もうなづけます。

紀元前五世紀頃に始まったと思われる「人類保護プロジェクト」は「旧約聖書」に代表される、不条理な差別と野蛮な暴力を排除し、新しい人類社会を創設する、観察者の意図に基づいて行なわれたものだろうと考えられます。
従って、イエスが作り出した概念は、決して画期的なものでは無く、それ以前に生まれた新思考の総まとめであった訳です。
「悔い改めよ。神の国は近い」と言うのは、新しい概念が、旧来の概念に取って替わって、新時代を築く事を告げたものでした。
その真意を理解出来ない、旧態依然とした人々は、イエスを神と国家に反逆する輩として処刑してしまいました。
しかし、新概念は中東セム社会を置き去りにして、ヨーロッパに広がり、さらに世界へと広がって、今日の人類の繁栄を築き上げたのです。
願わくば、取り残されて古い概念に縛られ、脱皮する事が出来ない中近東に居るノアの子孫達の覚醒を促したいものです。
時はあなた方を待ってはくれません。21世紀を迎えた今、さらに新たなエポックメーキング期が訪れようとしております。
いずれ、ブッダの概念も、イエスの概念も、ましてやムハンマドの概念も役に立たなくなる時代が必ず来ます。
これからの時代、私達の子孫は「宇宙船と言う箱舟」に乗って、遠いアルファケンタウリまで旅をしなければなりません。
新しい「ノアの箱舟」の舞台は宇宙です。旧ノアの箱舟のハムとセムの様に、争い合う事は絶対に出来ないのです!
誰かが、イスラム教徒だ!キリスト教徒だ!白人だ!黒人だ!ユダヤ人だ!ドイツ人だ!中国人だ!日本人だ!と争った挙句、発砲でもしようものなら、船体に穴が開いて、乗組員全員を滅ぼす事になります。
あいつらと同じ空気を吸うのはいやだ!と言っても、同じ空気を吸わなければなりません。今の地球も同様ではありますが…
今は強制的に武力介入して争いを止めさせるしか手がありませんが、未来はそんな余裕はありません。争いは=即、死を招きます。
いずれ、宇宙時代に相応しい共和・共存・共生の概念を人類に教え、導き、自然に悪感情を取り除いてくれる人が必ず現れます。
その人こそが、Neoミレニアムにおける「Neoブッダ」であり「Neoイエス」となられる方でしょう。

にほんブログ村 小説ブログへ

 


<あとがき>
みなさんは、今の時代に生まれた事を、特別に意識していないかも知れません。
しかし、この時代は、人類史の上で、後々、何千年にも渡って語り継がれる、特筆に価する時代なのです。
原子力とコンピューターの誕生…一見、関連性の無いこの二つの発明は、実は重要なリンクを為しています。
現在、原子力は大きな争いを制止し、我々に腹が立っても耐える事(忍耐)を要求します。
コンピューターはリアルタイムで対話を可能にし、隔たった人同士の相互理解を深めます。
将来、原子力は恒星間航行を可能にし、コンピューターは星の海で、我々の生命を維持し、我々をナビゲートしてくれる存在です。
この二つは偶然の産物ではありません。重要な意図があって創られたものです。
つまり、遥かなる星の彼方から、誰かが我々を呼んでいるのです。
アニメの世界で言う所の、我々を「異世界に召還」したがっている者がいると言う事になります。
今は、その意味も使い方も分からない人類は、新しい玩具を手に入れた子供の様に、弄くり損ねては失敗を繰り返しています。
しかし、やがては目的が見えてくるはずです。その辺の所を次の「終章」でお話してみたいと思います。
 
関連記事
スポンサーサイト
総もくじ 3kaku_s_L.png ▼シムーン第二章 ~乙女達の祈り~
総もくじ 3kaku_s_L.png ▼未来戦艦大和
総もくじ 3kaku_s_L.png ▼ビーストハンター
総もくじ 3kaku_s_L.png ▼クロニクル ~カルマ~
総もくじ 3kaku_s_L.png ▼まぼろし
総もくじ 3kaku_s_L.png ▼やさしい刑事
総もくじ 3kaku_s_L.png ▼幻影の艦隊
総もくじ 3kaku_s_L.png ▼その他の小説
もくじ  3kaku_s_L.png オリジナル詩集
もくじ  3kaku_s_L.png 随想/論文集
もくじ  3kaku_s_L.png 死とは何か?
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
  ↑記事冒頭へ  
←「島唄」 ~戦火に散ったはかない恋~    →プロジェクト「人類保護計画」
*Edit TB(0) | CO(4)

~ Comment ~


管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
#309[2014/06/11 01:41]     

Re: y様 いつもCO ありがとうございます^^

「BLと百合」のトーナメントで優勝するなんて…確実に変態の証明ですね(笑)
にほんブログ村「参加トーナメント」から右の欄を見れば、結果が記載されています。

誰か(超知性体?)が、コンピューター以上のもので我々にサインを送って来てますね。
彼らから見れば、我々は動物程度の知能しかないから、そのサインも言葉?も解らない。
でも、動物が人間を感じる様には、感じます。ペットを呼ぶ様に呼んでるのかな?(笑)
#310[2014/06/11 08:46]  sado jo  URL  [Edit]

おっしゃること、なんとなくわかります

確かに、原子力とコンピューター、なぜこのタイミングで?って思ってました

偶然を装った必然なんだろうと感じる部分はありますね

魔法少年wである自分も、いずれは異世界に召還されるかもしれませんねw

もしかしたら、既に彼ら?が自分の無意識に、何らかのサインを送っているか、何かを刷り込んでいる、可能性もありそうな気がしないでもないです

この世界にいるのは、まだやるべきことがあるから、なのかもしれません
#311[2014/06/11 14:43]  blackout  URL 

Re: blackoutさんも、薄々感づいてましたか^^

>確かに、原子力とコンピューター、なぜこのタイミングで?って思ってました
>偶然を装った必然なんだろうと感じる部分はありますね
>魔法少年wである自分も、いずれは異世界に召還されるかもしれませんねw

ぜひ「異世界に召還」されて、超知性体(神)と対話して下さい。私はもう寿命が間に合わない(笑)

>もしかしたら、既に彼ら?が自分の無意識に、何らかのサインを送っているか、何かを刷り込んでいる、可能性もありそうな気がしないでもないです

無意識下に刷り込んでるかも知れないし、DNA操作かも知れません。でも、人の知能では解析不能です。
次回は、私が出会った(多分彼らの)「サンプルモデル」らしい人のお話をしたいと思います^^
地球上には、結構(彼らの)「保護観察モデル」に指定されてる家系や人が居る様ですよ。
#312[2014/06/11 15:28]  sado jo  URL  [Edit]














管理者にだけ表示を許可する

~ Trackback ~


  ↑記事冒頭へ  
←「島唄」 ~戦火に散ったはかない恋~    →プロジェクト「人類保護計画」