シムーン第二章 ~乙女達の祈り~

オリジナル詩集

ローレライ賛歌 ~叙情詩~

ローレライ賛歌 ~叙情詩~

沈む夕日に 河畔の古城は照り映えて
暮れゆく岸辺に 忘れな草の花はゆれ
伝え聞く 哀しき愛の名残りは
淋しきわが胸に 涙をさそう

いにしえの昔より さだめ哀しき人の涙は
流れ流れて ひとすじの川となり
谷間を越えゆきて 海原へそそげば
美しきラインの流れと 知らず人の言う

宵闇迫る岩の上に 麗しき乙女の立ちて
琴を手に 歌を口ずさむは何ゆえか
もの哀しくも 妙なるその調べは
茜色に染まる 川面に流れゆく

濁乱の人の世を渡る舟人も 心あらば
歌の声に 妻を思い子を思い 父母を思い
遥かなる遠い故郷に 想いを馳すれば
迫りくる哀しみは 胸を熱くする

あふれ出ずる涙に 心千々に乱して
哀れ舟人 手に取る舵をあやまれば
小船はもろくも 波間に沈み
その身は 淵瀬に藻屑と消ゆる

人は怖れて 妖しき話(伝説)を創る
あぁ…誰が知ろう その真相を
涙の川を渡る人のさだめに 心痛め
嘆き歌う 心やさしき乙女の真心を



にほんブログ村 小説ブログへ

  


<詩の心>
この詩の心は「難所の多いライン川の流れ」を「生き難い人の世の流れ」に例えた所にあります。舟人とは我々の事です。そんな世の中を渡って行く人々を哀れんで歌った「乙女ローレライ」は人々に誤解されて「魔女」にされてしまいました。ローレライは火あぶりになったのでしょうか?それが伝説の真相かも知れません。
身の程も弁えず大詩人『ハイネ』の伝説解釈に反論しました。ハイネ様お許し下さい。
 
 
関連記事
スポンサーサイト
総もくじ 3kaku_s_L.png ▼シムーン第二章 ~乙女達の祈り~
総もくじ 3kaku_s_L.png ▼未来戦艦大和
総もくじ 3kaku_s_L.png ▼ビーストハンター
総もくじ 3kaku_s_L.png ▼クロニクル ~カルマ~
総もくじ 3kaku_s_L.png ▼まぼろし
総もくじ 3kaku_s_L.png ▼やさしい刑事
総もくじ 3kaku_s_L.png ▼幻影の艦隊
総もくじ 3kaku_s_L.png ▼その他の小説
もくじ  3kaku_s_L.png オリジナル詩集
もくじ  3kaku_s_L.png 随想/論文集
もくじ  3kaku_s_L.png 死とは何か?
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
  ↑記事冒頭へ  
←愛の都の建国神話 ~創作吟遊詩~    →「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」
*Edit TB(0) | CO(0)

~ Comment ~















管理者にだけ表示を許可する

~ Trackback ~


  ↑記事冒頭へ  
←愛の都の建国神話 ~創作吟遊詩~    →「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」