シムーン第二章 ~乙女達の祈り~

▼未来戦艦大和

戦艦大和は、アニメ「Fate/stay night」のアーチャーか?

ヤマト02

<オリジナル新連載小説「未来戦艦大和」と私の大和観>

まず、最初に新連載小説「未来戦艦大和」を公開するに当たり、誤解を招かない様に申し上げて置きます。
この作品は、みなさんがご存知の某作品のコピーではありません。発想も世界観もまったく異なる視点から生まれました。
これまでにも、日本の「小説」「漫画」「アニメ」「映画」などで、戦艦大和を題材とした作品が数多く作られました。
なぜに、日本人はこんなにも戦艦大和に拘るのか?そこに日本人共通の正義感…死生観があるからではないでしょうか?
アメリカでは、歴史的に戦艦大和は大日本帝国の悪の象徴であります。けれども、日本人の見方は大きく異なっています。
戦後70年、あの戦いを生き延びた方々が、まだ存命中にも関らず、戦艦大和は早くも日本人の伝説となっているのです。
おそらくあの時、自分達が後に日本人の伝説となると認識して大和に乗った方は、一人もいなかっただろうと思います。

アニメ「Fate/stay night UBW」には「アーチャー=衛宮士郎」と言うヒーローが登場いたします。
彼は、父=衛宮切嗣に教えられた正義を信じ、誰かを守る為に戦いに身を投じ、強大な敵を殺して数多くの人々を救います。
なのに彼の正義は、救ったはずの人々から悪として糾弾され、最期は死刑を宣告されて絞首台に上る事になってしまいます。
正義の為に我が身を捨てて戦い、たくさんの人の命を救ったのに、何がいけなかったんでしょうか?

人が自分の都合=利益に拘り続ける限り、世界には人の数だけの正義が存在します。
アラーの為にISが異教徒を殺すのも正義です。過去の十字軍戦争では、西洋の騎士がイスラム教徒にそれを行ないました。
アメリカにはアメリカ人の正義があり、ロシアにはロシア人の正義が、中国には中国人の信じるそれぞれの正義があります。
そのどれもが正義であり、互いに異なるそれらの正義は相容れる事無く、時として大きな悲劇を生み出してしまいます。
そんな正義の悲劇に巻き込まれた戦艦大和に、もし声があったなら、きっと彼はこう言って出撃した事でしょう。
「たとえ勝てぬ戦でも、俺は日本人が信じる正義の為に行く!大勢の守らねばならぬ日本の人々の為に行く!」
よく、アニメなどのヒーロードラマで、傷付いたヒーローが、到底勝てない相手に懸命に立ち向かって行くシーンがあります。
戦艦大和に心があったなら、ひたすら日本人を救いたい一心で、強大な米軍に立ち向かって行ったのでは無いでしょうか?
勝ち負けを抜きにして考えれば、あれは確かに、日本人の心を揺さぶるヒーロードラマであったのかも知れません。

「Fate/stay night UBW」のアーチャー=衛宮士郎は、自らの正義が裁かれる処刑台の上で最期の言葉を残しました。

I am the bone of my sword.…体は剣で出来ている。
Steel is my body, and fire is my blood.…血潮は鉄で 心は硝子。
I have created over a thousand blades.…幾たびの戦場を越えて不敗。
Unknown to Death.…ただの一度も敗走はなく、
Nor known to Life.…ただの一度も理解されない。
Have withstood pain to create many weapons.…彼の者は常に独り 剣の丘で勝利に酔う。
Yet, those hands will never hold anything.…故に、その生涯に意味はなく。
So as I pray, unlimited blade works.…その体は、きっと剣で出来ていた。


戦艦大和の体も剣(鋼鉄)で出来ていました。そして、アーチャー=衛宮士郎と同じ様に正義の為に剣を振るったのです。
それは(当時の)日本人が信じた正義の為であり、たくさんの日本人を守る為に我が身を捧げたのでありました。
今は伝説の英霊となった戦艦大和は、果たしてアーチャー=衛宮士郎でしょうか?それとも、そうでは無いのでしょうか?
多分自分が描くのは、松本〇士氏の描くヤマトでは無く、奈須きのこ氏が描くであろう戦艦大和になるだろうと思います。

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~ Comment ~


こんにちは^^

自分や仲間にとっては正義でもその敵にとっては悪だし
敵側にとっても自分達を守る正義はあるし、正義と悪は表裏一体で難しいね。
まあ、確実に言えるのは自国よりアメリカが好きなあの人や
戦争したくないは自己中心(非国民)みたいな言い方してるあの人は悪ですね。
#2421[2015/08/07 10:56]  西條すみれ  URL 

Re: すみれ様 COありがとうございます^^

> 自分や仲間にとっては正義でもその敵にとっては悪だし
> まあ、確実に言えるのは自国よりアメリカが好きなあの人や
> 戦争したくないは自己中心(非国民)みたいな言い方してるあの人は悪ですね。

お上=政府の考えに従わぬ国民は皆悪である…何だかネトウヨみたいな言い草(笑)
そう言って、A級戦犯として処刑された人物がいましたけどね…東條何とかだったっけ?
某議員曰く「自民党に従わぬ民は人にあらず」…はて「平家に有らずば人にあらず」か?
奢れる者は久しからず…明日は壇ノ浦に露と消ゆ。と琵琶法師も謡ってるんだがなァ(笑)
#2422[2015/08/07 13:47]  sado jo  URL 

自分で正義とは何かを考えないと、新撰組のようになってしまうのでしょうね。
どの国にも言い分があります。
でも世界の平和のためには、自分たちはどういう見識をもつべきか。
過去の大失敗からそれを学ばないといけないと思います。
#2423[2015/08/07 20:17]  マウントエレファント  URL  [Edit]

こんばんは~♪
戦艦大和は旧海軍の象徴のような軍艦だとされていますが、まったく同じタイプの戦艦武蔵は戦後米軍の手で沈められています。
大和が撃沈されたことで特別視されていますが、決して特別なことではありません。
戦艦大和の最後の任務は特攻作戦で沖縄を占領した米軍に突撃するだけのためだけに出航したものであり、まったく無駄な死者をだしただけというのが歴史的事実です。
夢を壊すようで申し訳ありませんが、大和の乗員のうち生き残った兵士たちは軍の志気を落すとして日本が敗戦を迎えるまで隔離されていたのが真実です。
乗組員は初めから戦死をすることを強要されたものであり、正義や死生観とはまったくかけ離れた負の遺産だといってもいいでしょう。
1942年ミッドウエー海戦で大敗北をしたときに日本は降伏すべきでした。
そうすれば多くの兵士が死なずに帰還でき、また陸海の特攻などという無駄死に作戦もなかったと言えるでしょう。
これも東条英機が「戦陣訓」などという非人間的な思想を将兵に押し付けたのが原因でしょうね。
#2424[2015/08/07 20:22]  まり姫  URL  [Edit]

Re: マウントエレファント様 COありがとうございます^^

> 自分で正義とは何かを考えないと、新撰組のようになってしまうのでしょうね。
> でも世界の平和のためには、自分たちはどういう見識をもつべきか。
> 過去の大失敗からそれを学ばないといけないと思います。

新撰組=自分達は正義だと思ってたら、いつの間にか悪の集団になってた哀れな誠の旗印。
国の寿命を千年とすると、70年は、殺人罪で服役した刑務所から出て来て、まだ一年未満。
国際…特に被害者であるアジア社会に認めてもらうには、前科者としてはまだ早すぎます。
「人殺しだと聞いたけど、案外いい人なんだ」そう言われる様に努力する必要があります。
先祖がやった事だから…は通用しない。日本人はそこを考えて行動しなければなりません^^
#2425[2015/08/07 20:41]  sado jo  URL 

Re: まり姫様 COありがとうございます^^

> 1942年ミッドウエー海戦で大敗北をしたときに日本は降伏すべきでした。
> そうすれば多くの兵士が死なずに帰還でき、また陸海の特攻などという無駄死に作戦もなかったと言えるでしょう。
> これも東条英機が「戦陣訓」などという非人間的な思想を将兵に押し付けたのが原因でしょうね。

戦争に反対しながら、逆に開戦を指揮する逆の立場に立たされた名将・山本五十六。
実は、彼は帝国政府部内の人間に背中から撃たれた…と言う衝撃的な真相があります。
元帥の行動を逐一米軍に流した者が政府部内にいた…彼は戦争遂行の邪魔だったのです。
米国にとっては、元帥は宣戦布告もせずに真珠湾を襲ったテロリストだと言う認識でした。
日米双方から命を狙われ暗殺された…それは今日の日本に深い影を落とす事になりました。
いつか随筆にまとめて、ブログで発表しようと思っています^^
#2426[2015/08/07 21:02]  sado jo  URL 

こんにちは🎶
2度の原爆投下に対し、これまで深く考えたことがなかったのですが、
この2つの違いを知り、驚きました。
こうした物事には、私たちには想像できない仕組まれた何か?がある。
凡人には、不可解な事が多い・・・。


#2431[2015/08/08 18:36]  kanmo  URL  [Edit]

Re: kanmo様 COありがとうございます^^

> 2度の原爆投下に対し、これまで深く考えたことがなかったのですが、
> この2つの違いを知り、驚きました。
> こうした物事には、私たちには想像できない仕組まれた何か?がある。

歴史にしろ、何にしろ、物事には流れと言うものがあります。
それが乱れている所は、何者かが「竿を差した」と言う現実があります。
それを見抜き、真実を暴くのが歴史家や小説家、ジャーナリストの仕事になります。

普通なら誰もが見逃す「連合艦隊司令長官・山本五十六機撃墜事件」、当日の天候は晴れ、
戦闘開始7時33分。長官機被弾7時50分。9機もの熟練ラバウル航空隊の護衛機が付いてて、
これだけの時間がありながら、なぜ回避出来なかったのか?近々、その真実を暴きます。
状況を繋ぎ合わせてみると、政治はドス黒く、真実は惨いものでした(謎笑)
#2432[2015/08/08 19:51]  sado jo  URL 

その正義がどんなものであっても、
正義だと信じたらそれはその人に取っての正義ですしね。
全員が同じものを信じられるならともかく、
一人ひとり違うものを信じるので、それで衝突は起きますし、
理解して手を取るというのは悲しい事ですが難しいものですしね(><)
#2433[2015/08/08 21:52]  ツバサ  URL 

Re: ツバサ様 COありがとうございます^^

> その正義がどんなものであっても、
> 正義だと信じたらそれはその人に取っての正義ですしね。

公平に正義を見ます…ISは、イスラムの地に侵入する異教徒を殺すのは神の正義だと言う。
方や、世界は自分達が血を流して守ってるのだから、自分達の領域だとアメリカが言う。
これは、どちらも正義です…日本は今、異なる正義の戦いに加わる為、法改正をしてる。
イスラム教徒は自衛隊を歓迎するでしょうか?ムスリムの間でISの人気が高いのはなぜ?
射殺された「ビンラディン」は欧米ではテロリストだが、イスラム社会では英雄なんです。
それが正義の真実です。
#2434[2015/08/08 23:01]  sado jo  URL 














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