

(←)一路、真珠湾を目指す南雲艦隊 (→)日本軍の真珠湾攻撃
もし…日本がハワイの真珠湾を攻撃しなかったならば、太平洋戦争は起らなかったのだろうか?
もし…南雲艦隊の真珠湾攻撃が無かったならば、日本の歴史はどんな風に変っていたのだろうか?
突如、沖縄沖西方に現れた謎の艦隊!?
それは、1941年12月8日にオアフ島の真珠湾を奇襲する為に、ハワイ沖に進出したはずの日本の機動部隊だった。
星条旗の翻る沖縄を敵地と勘違いした総司令官・南雲中将は「ニイタカヤマノボレ」を発し、全軍に攻撃を命令する。
空母「赤城」「加賀」「飛龍」「蒼龍」「翔鶴」「瑞鶴」から飛び立った艦載機の大編隊に奇襲される在日沖縄米軍基地。
「これはテロだ!」と主張する米国政府は、沖縄沖西方の南雲艦隊に対する集団自衛権の行使を日本政府に迫って来る。
ところが、横須賀を基地とする原子力空母「ロナルド・レーガン」が出撃態勢を整える中、ある驚愕の真相が判明する。
それは…もし近代兵器を使って南雲艦隊を殲滅したなら、恐るべきタイムパラドクスが発生してしまうと言う事実だった。
つまり、1941年に生存していた日本人将兵を殺したならば、その子孫に当る日本人の命が一人残らず失われてしまうのだ。
実に南雲艦隊は、多くの日本人の命を人質に取っているも同然だった…集団自衛権を行使するべきか?思い留まるべきか?
世論が真っ二つに分かれる中、強硬姿勢の米国政府は、日本政府の集団自衛権の行使期限を残り一週間と区切って来た。
南雲艦隊の将兵達に連なる日本人の命を救うべきか?米国側に着いて「テロには屈しない」と言う姿勢を貫くべきか?
進むも地獄!退くも地獄!…事態を打開するには、誰かが南雲艦隊に乗り込んで事情を説明し、投降してもらうしかない。
だが、誇り高い大日本帝国の軍人が、果たして「日本は戦争に負けた」と言う事実を受け入れて投降してくれるだろうか?
アメリカ政府が示した武力行使の期限が刻々と迫る中、ある一人の男が、南雲艦隊との交渉役に選ばれる事となった。
彼は、どうやって武装した南雲艦隊に乗り込み、南雲中将や大勢の旧日本海軍将兵を納得させるつもりなのだろうか?
どうやって、彼らに「日本の敗戦」を理解させて、二つの時代を和解に導こうとするのだろうか?
待った無し!!の危機一発の状況の中で、男が選んだ手段とは?
これ書いてて自分でもかなりゾクゾクしています…凄いスリリングな追詰められる小説になるんですね~♪
切り立った崖っぷちをギリギリで歩く様な感覚…って感じ。自分でも下書きを書いてて、そら恐ろしくなります。
多分、書き出しから緊迫感あふれる展開となります。南雲艦隊の艦載機に奇襲される沖縄駐留の在日米軍兵士達。
彼らの会話に…特に黒人海兵隊兵士の会話にご注目下さい♪矛盾に満ちた世界の様相がドッ!と噴出して来ますよ。
そして、南雲艦隊に対する集団自衛権行使反対派と、賛成派のデモ隊が衝突するシーンは注目に値するものとなります。
多分、こんなシーン…真珠湾攻撃の従軍者の子孫に当る反対派とその支援者の中から、ある母親が幼い子を抱えて言う。
「みなさん。どうかこの子の命を助けて下さい」元の先祖の命が断たれたら、家族全員が死ぬんですから切実な問題です。
これに対して賛成派は言う「お前らの命なんぞどうでもいい!日米同盟と日本の国益こそが、真っ先に優先されるべきだ」
この対立はどこかで見た様な気もしますが…(笑)このシーンに日本人のエゴと言うものがあからさまに現れて来ますよ。
小説の中ではもちろん流血の惨事も描かれます…さァ、我が国の首相はこの事態をどうやって打開するんでしょうか?
むろん、どこかで聞いた様な名の首相も登場します。晋ちゃんがんばってね~♪期待せずに陰ながら見ています(笑)
追詰められて大ピンチになった時は、太郎ちゃんも見てないで手伝ってやれよな~♪
さて…もしこの小説を出版するとしたら、出版社はどんなキャッチフレーズを付けるのかなァ~?
もちろん、筆者本人は出版する気はありませんが…妄想宣伝を書いてみました。一笑に伏して無視して下さい(笑)
某小説サイトで人気を博した『未来戦艦大和』の作者・佐渡譲が新たに放つタイムスリップSF巨編小説!
『幻影の艦隊(仮称)』。12月8日「真珠湾攻撃」の日に公開連載予定…乞うご期待♪
最初にお断りして置きますが「未来戦艦大和」の執筆が忙しく、小説の序章は公開しますが、以降は不定期公開になります。

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