シムーン第二章 ~乙女達の祈り~

随想/論文集

「人道と博愛の天使の聖地」クリミアを穢す輩

ナイチンゲール
クリミア戦争で人種・民族を超え傷病者を看病するナイチンゲール

昨今のNEWSで報道されている「ロシアのクリミア介入」について、どの報道機関も政治的思惑ばかり取り上げています。
そこには、小学生でも知っているある重大な歴史的事実が、まったく欠落しているので、あえて書く事にいたしました。
この事は、誰でも小学生や幼稚園の時、学校の「教科書」や「偉人伝」などで一度は教わった事があるだろうと思います。

19世紀以前のクリミア半島は、トルコ人やタタール人などのアジア人が暮す、平和な土地でありました。
そのクリミア半島に、1854年、領土拡大の野心を抱く(この時も)ロシア帝国が、大軍を擁して侵攻して参りました。
弱国のトルコは、イギリスとフランスに援軍を要請、こうしてロシアの野心を食い止めるべく、クリミア戦争が始まりました。
さてここに、裕福な家庭に生まれ、何一つ不自由の無い暮らしをし、世界各地を旅行して歩いていた一人の女性がおりました。
その彼女がクリミアで目にしたのは、生まれてから一度も見た事の無い地獄…血で血を洗う凄惨極まりない戦場の光景でした。
傷ついてもがき苦しむ兵士。手当てすらしてもらえず死んで行く人々。同じ人間なのにこれほど扱われ方が違う…
彼女は家族の止めるのも聞かず、戦場に跳び込み、敵味方、人種、民族の区別無く、献身的に傷付いた人々を看護して回りました。
現在、クリミアに住んでいるロシア人の祖先達の中にも、その女性に命を救われた人達がたくさん居た事でしょう。
その女性は「クリミアの天使」と呼ばれ、今なお全世界の「白衣の天使」に崇拝され、世界の多くの女性達に尊敬されております。
その人の名は「フロレンス・ナイチンゲール」おそらく、世界でその名を知らない人はいない偉大な博愛の聖女であります。

思い起こしてみて下さい。あなたが幼い頃に、病気や怪我をした時の事を…
あなたのお母さんの献身的な看病に、どれだけ身や、心が癒され、励まされたかを…
クリミアは、そんなナイチンゲールの女性の「博愛と献身」の魂が刻まれた尊い「天使の聖地」なのです。
もし、彼女が居なかったなら、看護師(看護婦)は存在せず、病人は殺伐とした治療を受ける事になったでしょう。
現在でも「看護学校」の看護師候補生達は「戴帽式」の際に、ナイチンゲールへ「博愛と献身の誓い」を立てると聞きます。

仮にロシア軍が、カトリックの聖地「バチカン」や、イスラムの聖地「メッカ」を穢したらどうなるでしょうか?
言わずとも、ロシアそのものが世界の敵となり、ロシア人はもはや世界からはじき出される存在となるでしょう。
クリミアとは、そんな聖地と同様の尊い(特に女性の方々にとっては)場所です。

クリミアにおいては、なんぴとたりとも、人種・民族の融和を乱してはならず、平和な暮しを破壊してはなりません。
クリミアにおいては、なんぴとたりとも、武力を用いた抗争をしてはならず、一滴たりとも血を流してはなりません。
クリミアにおいては、なんぴとたりとも、巡礼者の如き敬虔な心を抱いて、偉大な女性の精神を敬わねばなりません。

それが女性の心を尊重し、女性の意思を尊重し、女性に敬意を払う文明国の紳士の取るべき態度であります。
それ位の教養も知性も無く「偉大な女性の聖地」を冒涜するロシア人は「野蛮人」と言われても仕方ありません。
もし、プーチン氏が「ナイチンゲールなど、たかが女」とお思いで、あの様な事をされたなら、大変な誤りです。
確かにかの女性は、一国の大統領でも無く、権力も無く、軍隊も持たない、ただの民間人女性でありました。
しかし、彼女はその身一つで、人類の歴史に輝く、人々の記憶にいつまでも残る偉大な女性として刻まれました。
貴方が権力を持ち、軍隊を持って、今日まで成し得た事よりも、遥かに大きな全人類への貢献を成し遂げました。
貴方にナイチンゲールを超える自信があるなら、女性を軽視し、クリミアを冒涜しても差し支えないでしょう。
しょせん、女房に逃げられる様な貴方だから「女性に敬意を払え」と言う方が無理かも知れませんが…
今現在、女性を軽視して、ナイチンゲールの魂の地を穢した貴方は、世界中の女性から軽蔑されております。
古来より、女性を蔑視し、女性の心と意思を尊重せず、女性に敬意を払わない国家が栄えたためしはございません。
これらの重大性を認識し、他民族と融和して平和に暮すならば、ロシア人がクリミアに住むのは一向に構いません。
しかし、全世界の白衣の天使に崇拝され、世界中の女性に尊敬される「ナイチンゲールの聖地」を穢すのであれば、
ロシア人はただちにクリミアから出て行きなさい!
人道と博愛に満ちたその場所は、あなた方の様な穢れた人間が、権力闘争を行うべき所ではありません。

この事件は、後の歴史に長く記憶される事だろう。
2014年の「クリミア事変」において、ロシアは「ナイチンゲールの聖地」を陵辱したと…

  ~私がもっとも尊敬する偉大な女性「フロレンス・ナイチンゲール」へ敬意を込めて~

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ナイチンゲールの業績を侮辱し、女性を軽蔑するロシア人(ロシアびいき)の方からの反論をお待ちしています。
 
 
 
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