シムーン第二章 ~乙女達の祈り~

アニメ /コミック

絶望の中で紡がれた美しい恋の物語 「半分の月がのぼる空」

半分の月がのぼる空

少しばかり体を悪くしたワルガキの「戎崎裕一」は、ひどく退屈な入院生活に飽き飽きしてしまう。
そうして、夜な夜な病院を抜け出しては、友達の家に遊びに行って、看護師の亜希子に叱られる毎日だった。

ところがある日、他所の病院から、命が残り僅かな心臓病の少女「秋庭里香」が、同じ病院に転院して来る。
治療を拒絶する気難しい里香を扱い兼ねた看護師の亜希子は、思案した挙句、里香と同い年の裕一とある取引をする。
「夜の脱走を見逃す代わりに、里香の話し相手になってやってくれ」と…こうして二人は知り合う事になる
しかし、残り僅かな命に絶望し、すっかり性格がいじけていた里香は、事あるごとに裕一に当り散らす有様。
片や、夜遊びしたい一心で、突きつけられる無理難題を受けながら、ひたすら里香のいじめに耐え抜く裕一。

そうしてる内に、里香の心にある変化が生じ、それがやがて、しっかりと確かなものになってゆく。
「体が苦しいから早く死にたい」とヤケッパチになっていた里香が、突然「生きたい」と言い出したのだ。
そして、主治医の夏目医師の手術を受ける決心をする…だが、手術が成功する可能性はほんの僅かしかない。
万が一成功したとしても、病気が完全に治る可能性は無く、余命が僅かばかり伸びるだけに過ぎないのだが…
そうまでしてでも「少しでも長く生きたい」と、里香に願わせるものは何か?作品の萌え所はそこだけです。
他には何もありません。なので、ある人には退屈なアニメかも知れません。でも、私はこんな作品が好きです。

里香の手術を終えた夏目が裕一に言う「手術は成功した。だが、お前にとっては最悪の結果になってしまった」
夏目の目から涙が流れる。里香との永遠の別れの日が来るまで…これからの裕一の人生はきっと茨の道になるだろう。
実は夏目医師も、かって出世を捨てて、里香と同じ心臓病の妻を一生懸命看病し、亡くした医師だったのです。

夏目医師の手術を受けたお陰で、外出できる様になった里香は丘の上に立って、生まれて初めて心の底から笑った。
その側には、心から里香を愛する裕一がぴったりと寄り添っていたのでした。

いつかはその日が来るのだろう…満月みたいに明るくはないけど、今は真っ暗闇でもない。
「半分の月がのぼる空」は、絶望の中で紡がれた美しい恋の物語を綴ったアニメです。



三重の伊勢市で、ある医師が実際に体験した出来事をベースに作られた作品なので、とっても真実味にあふれています。
<全六話> VTRリストの順を追えば最後までご覧いただけます。

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