シムーン第二章 ~乙女達の祈り~

アニメ /コミック

『夏目友人帳』と「緑川ゆき」

夏目友人帳

緑川ゆきさん=夏目友人帳の作者は、私にとってあこがれの人である。
私はシリーズ物アニメの初回を観て、何らかの思索が込められて無い作品(萌ぇ系など)は捨てる事にしている。
そんな訳だから、『夏目友人帳』も危うく捨てるところだった。でも、心惹かれる何かがあって続けて観る事にした。
今では、捨てずに観て良かったと思っている。それは『夏目友人帳』が、新しい分野を開く画期的な作品だったからだ。

この世のものならぬ「非日常的な奇譚」を描けば、普通ならおどろおどろしい怪奇幻想物になるはずである。
ところが緑川さんは、何とも言えないしなやかな感性で、それをいともやさしいメルヘンにしてしまったのだ。
怪奇幻想物に長く親しんだ私にとって、これは驚きだった。彼女はまったく新しい分野を開拓したのだ。

毎回、同じパターンの話が繰り返されるので、アクションやバトルの好きな男性にはつまらない作品だろうと思う。
しかし、それこそが緑川さんの真骨頂なのだ。奇を衒ったびっくり仰天のストーリーを作るばかりが作者の能ではない。
扱う題材にも係らず、彼女の作品には、血生臭ささがまるでない。多分、女性ファンの圧倒的な支持を得ているのだろう。
主人公の「夏目貴志」や、「にゃんこ先生」を始めとするする妖怪達は、女性特有の感性で捉えられたものだろうと思う。

私は彼女の様にインディアン・サマーな目線で何かを見て、彼女の様なしなやかな感性で物事を捉えた事がなかった。
だから、今連載している自作小説『やさしい刑事』は、私が緑川ゆきの感性に憧れて、彼女風に描いてみたものである。
が、悲しいかな男のサガ…懸命に緑川ゆきになりきろうとするのだが、どうしても女性特有のしなやかさが出て来ない。
女だったらもっと情緒豊かな作品が描けるのに…と、つくづく男に生まれた事がイヤになる時がある。

男性諸氏は女性作家の作品をバカにするなかれ!そこには貴方が考えも及ばぬ豊かな感性に満ちた世界がある。
女性が持つ目線。女性しかない感性。それらが心に(身は困るが)根付いた時、もっといい作品が描けるのだろうと思う。
(▼)女性の優しくて、しなやかな感性にあふれる「非日常的な奇譚」の世界『夏目友人帳』をどうぞごらん下さい。



「夏目友人帳 伍期」 第二話

<余談>
みなさんはご存知でしたか?夏目貴志に救われて、イケメン妖祓師・名取の式紙になった妖怪「ヒイラギ」
恐そうな一つ目の鬼面を取ると(▼)ホントの中身はこんなに可愛い女の子だったんですね~♪


ヒイラギ

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~ Comment ~


女の子のファッションだって、女から見てかわいい=男性から見てかわいいとは限らないし
かといって男性の好みに合わせようとすると
女からしたら恥ずかしかったり媚びてると思われたり。
まあ、その点私は小説もファッションもゴーイングマイウェイですけどね(笑)。
たまには女の子らしく恋愛ものも書きたいところですが
どうも私はメッセージ性が強い作品のほうが好き(得意)だと自分でも思ってしまいます。
#5172[2016/12/16 09:21]  西條すみれ  URL 

Re: すみれ様COありがとうございます^^

女性からのメッセージは、地球上の半分…人類の半分の勢力からのものです。
だけに非常に重要で、某国の様にそれを無視するとイビツで殺伐とした社会になってしまう。
女性は弱いと言う意識があるだけに、比較的男性の意見に耳を傾けようとします。
しかし、男性は女性の意見に真剣に耳を傾けているか?…はなはだ疑問に思います。
これは種が繁栄するか?衰退して滅亡するか?を分ける重大なターニング・ポイントです。
#5173[2016/12/16 13:06]  sado jo  URL 

こんにちは~♪
アニメを見たという記憶がないので、比較しようもありませんが官制の違いは男女で違うことだけは間違いないと思います(*^^)
何か私だけ異空間に置かれているみたいですね(^^ゞ
#5174[2016/12/16 15:19]  まり姫  URL  [Edit]

Re: まり姫様COありがとうございます^^

> アニメを見たという記憶がないので、比較しようもありませんが感性の違いは男女で違うことだけは間違いないと思います(*^^)

牡と牝の原型である細胞のシェル=核とミトコンドリアは、元々別の生物だったそうです。
大量絶滅期を生き延びる為に、一方は繁殖を託し、もう一方は栄養素の採集を託しました。
両者が助け合って生きたが故に、今の男と女のペアがあります。ある意味腐れ縁なのかな?
なので、例え感性が違っても切り離せない以上、最期までお付き合いいたしましょう(笑)
にしても、どこの家でもかぁちゃんは強い!何でそんなに強いかなぁ?(大笑)
#5175[2016/12/16 15:58]  sado jo  URL 

卑弥呼の例にもある通り、
元始、女性は実際に太陽であったそうですが、
女帝というとあまり良いイメージがありません。
ちょっと強いと「鉄の女」などと言われます。
女は優しいという先入観があるせいでしょうかね。

男はこうあるべきだ、女はこうでなくっちゃ、
というのは古典的な固定観念です。
これが世の中にけっこう不便を強いている例がありますね。

衣服は、女も右前にすれば、男にも売れるではないでしょうか。
ユニクロあたりが率先すれば、世間に流行ると思うのですが。
(すみません。アニメやコミックは知らないもので)
#5176[2016/12/16 16:39]  ☆バーソ☆  URL  [Edit]

Re: バーソ様COありがとうございます^^

魏志倭人伝の「邪馬台国」の下りは、三世紀初頭の天皇家の有様を記録したのだと思います。
つまりすでに天皇は存在していた…なぜ女性なのか?日本では縄文時代から、最も年老いた女性=嫗が一家・一族の長を務めていたからです。
卑弥呼も年老いて霊力を備えたシャーマン=姫巫女で、祭祀(政治)を司り、一族の子女を諸部族と婚姻させて天下を治めた。多分、これが氏神の元になります(鏡は婚姻の際に使用された)
古代の日本人は皆天皇の縁戚だった…日本人の天皇への愛着は、卑弥呼の時代に始まります。
当時の男子(天皇)は、姫巫女の下で収穫や蔵の管理、戦事などの実務をやってたはずです。
日本が母系社会から発展して、やがて武士が台頭して男子が尊ばれる様になった…そう考えた方が自然で、なぜ日本の主神(天照大神)が女性なのか?説明が付くと思います。
卑弥呼は若い女ではなく一族の長たる老婆です…日本では古来よりおっかさんの権限が強い。
ちなみに、妻…または祖母が一家の財布を握っているのは日本だけだそうです(笑)
#5177[2016/12/16 18:06]  sado jo  URL 

sado joさん、こんにちは

メッセージをありがとうございます♪

昨日も、この夏目友人帳を読みながら思ったのですが。
確かに、妖怪などの物語を普通に描くと、おどろおどろしいふうになってしまいますよね。

ゲゲゲの鬼太郎も、ちょっと前、デジタル化されないころは、かなりおどろおどろしい感じでしたよね。
あれはあれでよかったのですが、妖の世界をメルヘンに描く、私たちが日常の暮らしを営む、すぐそばには、妖の世界が同じようにあるのだと想像すると、

やっぱりこれはメルヘンですよね、ファンタジーも感じますよね。
それと、画が美しいですね!

#5178[2016/12/17 10:30]  窓  URL  [Edit]

Re: 窓様COありがとうございます^^

> 妖の世界をメルヘンに描く、私たちが日常の暮らしを営む、すぐそばには、妖の世界が同じようにあるのだと想像すると、
> やっぱりこれはメルヘンですよね、ファンタジーも感じますよね。

男は片目をつむって産まれて来るが、女は両目を開けて産まれて来る。
戦争や政治闘争などの男の欠点は、片目でしか物事を見ない所にあります。
ムキになって敵を倒そうとする男自身が、案外一ツ目の妖怪だったりして(笑)
妖怪は害を為す恐い存在だが、同時に人に恩恵を齎すやさしいものでもあります。
緑川ゆきさんの女性特有の感性が描き出す妖の世界は、男性には描けないものです。
尤も、女が片目だったら男を愛せないし、子供を育てられないでしょうね(笑)
#5179[2016/12/17 11:40]  sado jo  URL 

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#5180[2016/12/17 16:00]     

Re: m様COありがとうございます^^

えぇ、今週はロシアからの寒風で一層冷え込みましたね~><
お代も払わずに、阿部首相の懐のカイロ(金目の物)だけ奪っていきました。
そりゃぁなかろうプーチンさん…日本人はさぞ寒かろうて(笑)
#5182[2016/12/17 17:31]  sado jo  URL 

こんばんは
男性には男性
女性には女性の感性でしか描けない世界があるなと思います。
#5183[2016/12/17 17:31]  ネリム  URL  [Edit]

Re: ネリム様COありがとうございます^^

> 女性には女性の感性でしか描けない世界があるなと思います。

カンガルーと聞くと、誰しもお腹の袋を連想しますが、残念ながら牡は持ってません。
ないものは幾らがんばってもどうしようもないですね…お金もそうですが(笑)
#5184[2016/12/17 18:45]  sado jo  URL 

オトコとオナゴは、体の構造が違う以上に、精神構造も全く違う

これを大前提に考えないとですな

オトコは目で逝きますが、オナゴは耳で逝くって言われてるので、オトコが喜ぶファッションが、オナゴ同士だと恥ずかしいっていうのはその通りかもですね

露出度高め、ヒラヒラ、フワフワ、ユラユラ、キラキラ

これには自分もですが、オトコどもは例外なく目を奪われますからね(汗)
#5189[2016/12/18 23:03]  blackout  URL 

Re: blackout様COありがとうございます^^

> 露出度高め、ヒラヒラ、フワフワ、ユラユラ、キラキラ
> これには自分もですが、オトコどもは例外なく目を奪われますからね(汗)

妙な事に四足動物の多くは、牡の方がヒラヒラ、フワフワ、ユラユラ、キラキラです。
鳥類だともっと派手…多分牡はディスプレイで、牝はフェロモンで誘うのが一般的なんです。
ところが二足歩行になると、牡の目線が高くなり牝の方が派手なディスプレイを身に付けた。
そこで困った男は持ち物(贈り物)で勝負する様になった…これが富と言う概念の始まりなんじゃないかと考えています。つまり、食わせる力ですね(笑)
#5191[2016/12/19 00:26]  sado jo  URL 














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