シムーン第二章 ~乙女達の祈り~

随想/論文集

地球上で尤も進化した生物「鳥」

地獄のチキン

これは、公園にたむろしている鳩に「よう、恐竜の子孫さん」と呼び掛ける変人の戯言です。

時折、公園に行って鳩を観察していると、なかなか面白い事に気づかされます。
「グルッポ、グルッポ~」と鳴きながら、胸を膨らませて、尾羽を目一杯広げた雄鶏が、雌鳥に求愛したりしています。
求愛された♀は嫌そうに逃げるのですが、ほんの少しだけ避けては立ち止まって、♂を見ています。
本当に嫌なら飛んで逃げればいいのに…と思うんですが、そうはしないのです。
どうも求愛して来る♂が、パートナーに相応しいかどうか値踏みしてるみたいですね。そんな鬼ごっこを何度か繰り返してます。
そうしている内に、焦れて来たのか?♂の方が、手近な所に居る別の♀に求愛をし始めました。
「こら~!お前は♀なら誰でもいいのか」と思ってると、案の定「こいつは浮気者だ」と判断した最初の♀は飛び去って行ってしまいました。
どうやら鳩の恋愛も、人間の恋愛と余り変わらない構造になってるみたいで、同じ動物なんだと認識出来ました。

最近アメリカで、新種の恐竜の化石が発見されて話題になっています。
「地獄のチキン」(アンズ・ワイリエイ)と名づけられたこいつは、恐竜と言うよりも鳥の様に見えます。
(上の写真を見ると腿肉なんか美味しそうです。手羽のから揚げもいけるでしょうねぇ、卵はフライパンの上に乗るかなぁ~?)
烏帽子が付いた小さめの頭に、すらっとした細長い足、翼の様な羽毛が生えた手の先には鉤爪が付いています。
3.5mもある中型の恐竜なのですが、ティラノサウルスなどとは、随分スタイルや体の構造が違ってますね。
ちなみにティラノサウルスが、なぜ顔(顎)が大きく、手短で大根足かと言えば、竜脚類などの大型恐竜を捕食していたからです。
しかし、大型恐竜を獲物として狙えば、当然、格闘戦のリスクを背負います。一歩間違えば狩人の方が命を落とす危険すらあります。
その為に、あの様にゴツくてズングリした格闘向きの体系になったのだろうと思われます(K1選手を想像してみて下さい)
ジュラ紀を過ぎた白亜紀の頃から哺乳類が地上に姿を現し出します。多分、大きなものでもイタチかウサギほどだったでしょう。
それに呼応する様に、恐竜の中にも、その哺乳類を捕食するタイプに進化した中・小型恐竜が出現し始めました。
そして時代は移り「ジュラシックパーク」でお馴染みの「ラプトル」など、中・小型恐竜の一族がティラノサウルスにとって代わります。
この新種の中・小型恐竜にとっての難題は、四本の足を駆使して、すばっしこく逃げ回る哺乳類をどう捕らえるか?でした。
いかに体を軽くし、足をスマートにしても、しょせん二足歩行の鳥脚類恐竜では、四足哺乳類のスピードには勝てません。
考えてみて下さい。四ッ足の哺乳類は、走りながらスピードを緩めずにジャンプして加速出来ます。
同じ二本足の人間を例に取ると、ジャンプする為には、一旦減速してバネを蓄えてからジャンプしなければなりません。
鳥脚類に当る二足恐竜とて同様であったと思われます(羽根をもがれた鶏を想像してみて下さい)
そこで、このタイムラグを克服する為に、手に羽根(翼)を生やしたとは考えられないでしょうか?
つまり、鳥の祖先に当る恐竜は、空を飛ぶ為では無く、揚力を利用してより早く地上を跳ぶ為に翼を身に付けた…と考えられます。
事実17世紀頃まで、アフリカのマダガスカル島には、飛ばない巨鳥「エピオルニス」が棲息していたと言う事が確認されています。
現在アフリカに棲息している「ダチョウ」や、オーストラリアの「エミュー」も、この飛ばない鳥の仲間です。
これらの飛べない鳥は、長い間「辺りに天敵がいなかったから羽根が退化した」と考えられて来ました。
しかし、事実はまったく逆で、空を飛ばない鳥こそが、鳥の元々の原型だった…のではないでしょうか?
彼らの祖先は、長くてしなやかな足と、羽根の生えた手で、高速で地上を跳びながら、哺乳類の群れを追い掛けていたのです。
この度発見された「地獄のチキン」(アンズ・ワイリエイ)はそれを証明してくれた訳ですね。
後に、その子孫達がさらに小型化し、完全な翼を持つに至ったのは、氷河期などの寒冷化や、天変地妖に対応するより優れた移動性を獲得したと考えてもいいでしょう。

国境などと言う人間が作った概念にも囚われず、空を飛んで何処へでも環境の良い場所へ移動できる鳥類。
何よりも♂と♀平等の共同作業で、子供を養育する鳥類。
万が一パートナーの片方に不測の事態が起きても、子供の生存率は遥かに人間より高くなります。
上の二点において、鳥類は人類より遥かに進歩しています。さすが二億年の進化の頂点に立つ高等生物ですね~
多分、我々人類は、地球規模の天変地妖が起きたら、ひとたまりも無く滅ぶでしょうが、鳥類は生き残るでしょう。

種の進化には長い時間を要します。
人類が来るべき氷河期などの天変地妖を生き延びようと思うなら、今から進化をし始める必要があるでしょう。
まず(1)政治的な国境を取り払う(2)男と女は共同で子育てをする(3)その為の社会システムの変革を行っていく。
そうすれば、何が起きても人類の未来は安泰だと言えます。
人類の未来を閉ざしているのは「人種差別主義者」「民族主義者」「国家主義者」「男尊女卑主義者」に他なりません。
彼らは人類が滅んだ後で、人類の進化を妨げた事を後悔するでしょう。あ!もう死んでるから後悔もしないのか…(嘲笑)
でも、生き残ってさらに進化を遂げた鳥類の子孫が、博物館に展示されてある人類の化石を見て何と言うでしょうか?
「あぁ、これが太古につまらん意地を張って滅んだ人類とか言う種族の化石かぁ…きっと、よっぽど馬鹿だったんだろうなぁ~」
なんて言われてたら、もう屈辱もいいとこですよねぇ~(これじゃあ「猿の惑星」ならぬ「鳥の惑星だ」)(笑)

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やがては進化の過程で、男性も乳腺を発達させて、乳房を付けるべきなのでしょうね~
万が一天変地妖で片方を失ったとしても、子供の生存率が格段に高くなりますから…
人類が進化の先輩である鳥類に学び、巨乳の男性がもて囃される様な進化を遂げたら、きっと面白いだろうなぁ~…と思います。
なにっ!嫌だって…?人類が生き残る為ならば、女性の子育てに協力しなさい!男性諸君(笑)
 
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~ Comment ~


ごもっともだと思います

個人的には、天変地異が起こるよりも人類が滅ぶ要因があると思いますです

たとえば、草食系男子とか女子会とか少子化とか

いずれもオトコの弱体化によって、女がそれに絶望している、という構図かと思います

そういう自分も、草食系ではないつもりですが、少子化に貢献してしまっているので、なんともですが(汗)
#93[2014/03/27 21:26]  blackout  URL 

Re: 「種の危機!」ペルム大絶滅の前兆か?

> いずれもオトコの弱体化によって、女がそれに絶望している、という構図かと思います

うむ~…日本の男子だけは「進化」では無く「退化」してる訳ですか~?(笑)
男子=草食。女子=肉食。こりゃあ白亜紀末の様相ですなぁ…日本に何が起こったのか?
日本だけが特異なのか、世界規模なのか?男女平等以前に、すでに種の「絶滅」の危機に瀕してますなぁ~>_<
#94[2014/03/28 00:15]  sado jo  URL  [Edit]

こんにちは。

私も鳥が一番進化していると思うし、最後に生き残るのは彼らでしょうね。

人類は、コンピューターを駆使していて進化してるようにみえるけれど、自分の頭で考えなくなったし、身体も使わなくなった。

本当に人類皆兄弟、国境も人種差別も男女差別もない世界がくるのはいつなんでしょう。

そんなことだから、天変地異が起こって、人類が大切なことに気づくようにという神様のメッセージが届けられてるんだろうな。
#740[2014/09/19 22:48]  みさきあんな  URL 

Re: みさきあんな様 COありがとうございます^^

極寒地から熱帯まで幅広く棲息しているのは、鳥と人間と魚です。
魚が陸で生きるのは難しいが、鳥は体を進化させて海で生きているのもいます。
一方で人間は空も飛べず、海でも生きられず、狭い陸地の中で争い合っています。
幾ら頭が良くても、融通性に欠けては二億年の進化の歴史を持つ鳥類に及びませんね。
#741[2014/09/20 01:20]  sado jo  URL 














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