シムーン第二章 ~乙女達の祈り~

アニメ /コミック

春期イチ押しアニメ 「極黒のブリュンヒルデ」 「シドニアの騎士」

今回は、質の良い作品が出揃っている春期アニメの中で、特に異彩を放つ二つの作品をご紹介いたします。

極黒のブリュンヒルデ
岡本倫:作 今泉賢一:監督 「極黒のブリュンヒルデ」 日本TV系 2014/04/06よりオンエア

シドニアの騎士
弐瓶勉:作 静野孔文:監督 「シドニアの騎士」 MBS.TV系 2014/04/10よりオンエア

実は、原作者の「岡本倫さん」と「弐瓶勉さん」は、作風はまったく違うものの、ヨーロッパで大変人気の高いコミック作家です。
そして、お二人とも、ヨーロッパで数々の賞(アニメの場合もある)を受賞されています。
なぜ「岡本倫さん」と「弐瓶勉さん」の作品は、そんなにヨーロッパ人に受けるのだろうと考えたら、ふと思い当たる節がありました。
お二人とも、奇抜な発想も然ることながら、不条理に満ちた異様な魔物の世界観を描き出すのが、とってもお上手なのです。
魔物と言えば、ヨーロッパは「ヴァンパイア」「狼男」「魔女」など、得体の知れない異形の魔物の発祥地であります。
きっと、その昔、深い森に覆われたヨーロッパに分け入った先住民は、森に得体の知れない異様な神秘さを感じた事でしょう。
それがヨーロッパの何とも不思議な神話を産み、数々の怪奇物語や奇譚の源泉になった事は想像するに堅くはありません。
古来よりヨーロッパ人は、得体の知れない神秘的な異形を恐れ、或いは敬って来ました。
しかし、恐れ敬うと言う事は、裏を返せば、神秘性を秘めた異形にとっても興味があると言う事でもあります。

岡本倫さんの「エルフェンリート」がアニメ放映された時のヨーロッパのアニメファンの反響にはご本人も驚かれたでしょう。
日本では余り人気の無かった弐瓶勉さんの「BLAME」はヨーロッパのコミックファンの間では大好評を博しました。
(私に言わせれば(▲)上のもの凄い二つの作品の方を、読者(視聴者)のみなさんに見ていただきたいのが本音ですが…)
不条理・理不尽極まりないシュールな世界観を作り上げるのがお上手な「岡本倫さん」と「弐瓶勉さん」。
お二人の作品を見ると、ヨーロッパ人ならずとも見るものをして、ぐいぐい異世界に引きずり込まれて行く思いがします。
引きずり込むと言えば、お二人とも、よく好んで触手を使われますが、触手は得体の知れないものの象徴でもあります。
足に絡みつく蔓や、壁を這う蔦…いわゆる「触手」は、全てを飲み込むヨーロッパの深い森の原風景から来ているのでしょう。

神秘的な魔力を恐れながら、かつ魅了されるヨーロッパ人の精神性は、伝説や現実の歴史の上にもよく現れています。
ドイツの英雄「ジークフリート」や、イングランドの英雄「アーサー王」・「円卓の騎士」、スペインの英雄「エル・シド」
フランスの救世主「ジャンヌ・ダルク」…これらの英雄は、一様に不思議な力を持っていました。
我々から見れば「カリスマ性」だろうと思いますが、ヨーロッパの人々には、神の力や魔法の力に見えたんでしょうかね?
近年では、ドイツ人はナチスのアドルフ・ヒットラーの得体の知れない力を崇拝し、他のヨーロッパ人はそれを恐れました。
ヨーロッパ諸国の人々には、独裁者ヒットラーは、きっと異様な力を持つ「魔術師」か「ヴァンパイア」に見えたのでしょう。
最近、NEWSでやってるウクライナへのプーチンロシア大統領の独断介入に、ヨーロッパ人達が異常なほど拒絶反応を示しています。
島国の日本人は理解し難いですが、迫り来る得体の知れない異形の影を恐れるのは、ヨーロッパ人特有の精神性なのでしょうね。
なので、プーチンが強引過ぎて(陸続きで)逃げ場の無いヨーロッパ人の神経を逆撫ですると、本当に戦争になり兼ねません。
ウクライナ・ポーランド国境でロシア軍とNATO軍が交戦…なんて構図は、金輪際見たくもありませんからね。
(当然の事ながら、日本も煽りを食って、株は暴落、経済ガタガタ、給料は下がって、税金は上がる…何てロクな事はない)
戦争はアニメかゲームの中だけでやって下さい。そこなら独裁者であろうと、ヴァンパイアであろうと死人は出ません(笑)
これで、ヨーロッパ人が不条理で異様な世界に魅かれる反面、現実的にはとても嫌っている事がお解りいただけたかと思います。

「極黒のブリュンヒルデ」「シドニアの騎士」は、すでにコミックを読んだのでストーリーは知っています。
しかし、この場では、ネタバレの危険性があるので、敢えてあらすじは申し上げません。
ともかく両作とも、作者が作者だけに、もの凄い作品になるだろう事は間違いは無いと思います。
アニメが放映されれば「岡本倫」 「弐瓶勉」の両コミック作家は、またまたヨーロッパで人気を高める事でしょう。
下に「極黒のブリュンヒルデ」 「シドニアの騎士」のPVをアップしてあります。

「岡本倫」 「弐瓶勉」の両コミック作家が作り出す、不条理・理不尽極まりないシュールな異世界を、アニメでお楽しみ下さい。


岡本倫:作 今泉賢一:監督「極黒のブリュンヒルデ」PV


弐瓶勉:作 静野孔文:監督「シドニアの騎士」PV

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シドニアはアニメをこの前見てズシンと来たよ!
#120[2014/04/13 21:45]  月歩(つきほ)  URL  [Edit]

Re: お久しぶり月歩さん^^弐瓶勉の妖しい世界はいいでしょう♪

> シドニアはアニメをこの前見てズシンと来たよ!

これから触手生命「ガウナ」とシドニアの長い戦いが始まります。
果たして人類は生き残れるのでしょうか…?楽しんで観てね^^
「BLAME」もアニメ化して欲しいけど、あの「世界滅亡」の話は作り難そうだなぁ~
「シドニアの騎士」は、丁度「世界滅亡」から1千年後の話になってるんですよ。
「ファイブスター物語」がんばって書いてくださいね。楽しみにしてま~す^^
#121[2014/04/13 22:13]  sado jo  URL  [Edit]














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