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シムーン第二章 ~乙女達の祈り~

随想/論文集

さらば!金ピカのカリスマボス(猿)笑

20-11-18

選挙人総獲得数「ドナルド・トランプ現大統領(共和党)=232人」「ジョー・バイデン候補(民主党)=306人」
3日の投票日から10日も経ってやっと結果が判明したアメリカ大統領選挙…集計にもたつく手際の悪さも、如何にも大国らしくて笑える。
結果は捻ねた評論家諸氏が期待した4年前の様な番狂わせはなく、大方のメディアが予測した通りに順当にバイデン候補が大差で勝った。
世論に逆らってトランプの逆転を論じていた評論家諸氏は接戦を考えていたはずで、自分も勝敗は僅差の勝負になるだろうと思っていた。
その理由はある事実に基づく推論である。アドルフ・ヒトラー=麻原彰晃=ドナルド・トランプ…この三人に共通する要素は何だろうか?
それはコンプレックスをベースにしたカリスマ性である…彼らの(時に毒を含んだ)言葉や主張は容易に人々の心に侵入して深く根を張る。
なぜなら人々は心の奥に彼らと同じ属性『そこいらにゴロゴロいるいてもいなくてもいい人間』と言うコンプレックスを持っているからだ。
故に多くの人々は心に突き刺さった彼らの言葉を(それが嘘や虚構であっても)信用し、時にはカリスマを崇拝さえして疑う事はしない。
トランプは自分がマインドコントロールしているそれらの人々に支持されているからまず敗北しないだろう…と思ったのだがアテが外れた。

カリスマと呼ばれる美容師がいる…特にイケメンでもないのに、なぜそんなに女の子にモテるのか不思議にさえ思っていたが、彼は顔やスタイルに自信のない女の子が来店するとその髪をやたら褒めるのである。するとうつ向いていた女の子が顔を上げ、明るく微笑み出すのだ。
自分も自信のない事が、逆に相手の自信のなさに同調する武器となっている…コンプレックスが逆にカリスマに有利に働いているのである。
ヒトラーも麻原もトランプも不遇の若年期を生きてきた…そのコンプレックスが名もない人々の心を支配する原動力になっているのだろう。
カリスマは立派な人間でもなければ強い人間でもない。むしろその逆で小賢しくて弱い人間である。だから誰かに…何かに依存しなければ生きてゆけない。力を得ようと人を集めてのし上り、終いにはお互いに凭れ合う共依存症(共嗜癖)に陥って大きな社会問題を引き起こす。
ヒトラーとナチスがそうであり、麻原彰晃とオウム真理教、トランプと白人至上主義集団も又同様に、人間社会にとっての害となっている。
ところが当人達には自分達が社会の害になっていると言う自覚がない…カリスマは救世主であり、彼の言う事する事は正しいと思っている。

奇妙に思うかも知れないが、トランプに言われるままに「選挙は不正だ!」と大声で叫び、過激になって警察沙汰を起こしている支持者の大半は実は極めて善良な人達である…どころか、麻原に指示されてサリンを撒いた信者も、ヒトラーに命じられて600万人のユダヤ人を虐殺したナチスの青年将校も、カリスマに心を乗っ取られてマインドコントロールされていただけであり、本当はとても純粋で真面目な人達なのである。

※それは「大勢の悪人をポアすれば世界は救われる」と言う麻原彰晃の言葉を心から信じてサリンを撒き、後に死刑になった井上嘉浩を見れば理解できる。彼は稀に見る心の奇麗な青年であり、掛け値なしの善人だった。トランプを盲信している支持者も井上嘉浩と同じである。

しかし、そんなカリスマボス猿(トランプ)は戦う前から負けていた…アメリカの人口は黒人などの有色人種が50%を占めるが、市民権を持つ者は限られて有権者の65%は白人である。ところがトランプはその白人有権者の半数に当たる女性から30%の得票しかできていない。
さらに黒人を含む有色人種から獲得した票はたったの20%でしかない…これでは不正があろうがなかろうが勝負は最初っから決まっている。
不正だの何だのとゴタクを並べる前にまずは事実を認識すべきである…要するに大統領として喜ばせた人間よりも、怒らせた人間の方が多かったと言う事だ。これが科学も統計も何もかも無視し、宗教的妄想に凝り固まって選挙に挑んだカリスマボス猿とその信者の末路である。
自分は共産主義者ではないから宗教を否定したりはしない…だが宗教的カリスマの言葉を信じる前に、現代科学や統計調査の事実を基盤にせよと言っているのである。トランプがコロナから急回復したのは奇跡ではない。高くて庶民が使えない高価な治療薬を用いたからである。
今ある結果は事実が積み重なってできたものである…決してどこかのカリスマ教祖や独裁者が起こした神がかり的奇跡の結果なのではない。
「石油は地球を温暖化せず、地球温暖化など起きていない」…トランプがどれほど科学的・統計的に根拠のない妄言を吐こうとも、自分は科学者の言う事を信じる。否、NASAと言う世界に誇る科学の殿堂がありながら、アメリカに7千万ものバカがいた事の方が驚きですらある。
これではどれほど政治的嫌がらせをした所で、アメリカが中国に抜かれるのは時間の問題だろう…中国人の方が科学を信じているし、温暖化対策も積極的に行っている(だから米国のTSLAは中国に拠点を移した)それに、少なくとも習近平は独裁者ではあるがカリスマではない。


アイアン・スカイ『トランプ帝国の逆襲』…「くそっ!バイデン。選挙は不正だ!俺はまだ負けてないぞ」by.ドナルド・トランプ(笑)

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~ Comment ~


アメリカ人の嘆き

アメリカ人の嘆き。
ミスアメリカは52人の中から選ばれるのに
大統領はなぜ2人から選ばなきゃいけないの?
今選挙ほどアメリカの人材不足を痛感したことはないです。
よりダメじゃない方を選ばなければならないなんてね。
前述の3人に共通する悪しき性質は誇大妄想ですね、自分は
何でもできるという。
ソ連軍が迫るベルリンの地下要塞のヒトラーは自殺する寸前まで
ドイツの挽回を信じて無意味な指令を出していました。
誇大妄想が高じていたのです。
バイデン氏、「トランプに出来た大統領職なら自分にも軽々出来る」
って思っているのかしらん。
対中、対北朝鮮、人種差別デモ、ご自分のスキャンダル・・・問題山積です。
ハリス氏の腕の見せ所ですか。
#8183[2020/11/16 17:31]  エリアンダー  URL 

こんにちは。。。
トランプ
悔しいのでしょうけれど潔くないですね・・・
このままホワイトハウスに立て篭るのかしら??
今後の展開がちょっと面白そうと思いながらも
現実的にはいい迷惑な感じ・・・

お邪魔いたしました。。。
#8184[2020/11/16 19:41]  ViVid Mr.K  URL 

誇大妄想と、あと、弁舌(演説)の巧みさもないですか。
ヒトラーは論理的に攻めるというよりは、感情を煽るのが得意だったそうで、
聴衆を見回し、身振り手振りを交え、抑揚を付け、生き生きと語っています。
オペラ歌手の指導を受け、声帯に負担を掛けずに、よく通る声に改善し、
演説中にはノッてきて、自分で自分の話に感動することもあったとか。
どこかの国のトップリーダーのように、情けなさそうな顔で、下を向いて
つまらない紋切り型の原稿をぼそぼそと読むだけというスタイルとは正反対です。
麻原もあの顔で信者を大勢惹き付けたのは話のうまさがあったのでしょう。
トランプもそうです。手元の原稿を読むという映像を見たことがないですね。
最初の頃はトランプの短いツイッターに世界が右往左往されました。
論理というのは人それぞれ。右にも左にもどちらにも言い分があるものです。
であれば、あとは、話がうまいほう、声が大きいほうがが勝ちそうで、
米国の選挙の場合は、マスメディアの宣伝量が大きかったせいもありそうです。
優秀な小銃もやたら撃ちまくる機関銃には敵いませんから。
#8185[2020/11/17 07:30]  ☆バーソ☆  URL  [Edit]

Re: エリアンダー様COありがとうございます^^

> バイデン氏は「トランプに出来た大統領職なら自分にも軽々出来る」
> って思っているのかしらん。

いゃいゃ、出来なくて世界…特に先進国を敵にしてしまったから降ろされたんですけどね(笑)
誇大妄想は人が幼児から大人へと成長する為には必要な要素です…よく子供がマントを羽織って「仮面ライダー変身っ!」なんて、スーパーヒーローになったつもりで遊んでいます。
女の子のママ事遊びも将来母親になる為の準備です…しかし大の大人になってまで、周りの迷惑を顧みずに『偉大なカリスマ』の真似事をするなら、協調性を欠いた欠陥人間です(笑)
それにしても日本ばかりかアメリカまで政治の世界に人材不足なのは嘆かわしい><…実業界にはキラ星の様なCEOが大勢いるのにね。政治に魅力がないのか?それが男の限界なのか?
高齢のバイデンがポックリ逝って、カマラ・ハリスが昇格した方が案外アメリカは上手く行くかも…昔の女性は10人位の子供を見事に捌いてました…実は女性の方が統率力があるのです。
#8186[2020/11/17 14:08]  sado jo  URL 

Re: ViVid Mr.K様COありがとうございます^^

> トランプ、悔しいのでしょうけれど潔くないですね・・・
> このままホワイトハウスに立て篭るのかしら??

いゃいゃ、嫁姑の家庭紛争ならともかく、国政選挙で負け惜しみの嫌がらせは国民が迷惑します。
昔ブッシュとゴアが選挙の不正疑惑で争った為に、政権の引継ぎが大幅に停滞した事があります。
そのスキ(国防業務の停滞)を突いて「ウサマ・ビンラディン」は『9:11大規模テロ』の計画を練って準備を整えた…と、ビル・クリントンも回顧録で述べています。
今はアメリカも新型コロナの感染拡大で国家の業務が繁忙を極めています…悔しいからと言う個人感情で国家の業務を停滞させたら、大勢の国民に危険が及びますよ。
#8187[2020/11/17 14:27]  sado jo  URL 

Re: バーソ様COありがとうございます^^

> 誇大妄想と、あと、弁舌(演説)の巧みさもないですか。
> ヒトラーは論理的に攻めるというよりは、感情を煽るのが得意だったそうで、
> 聴衆を見回し、身振り手振りを交え、抑揚を付け、生き生きと語っています。

演説の下手な田中角栄は、短い言葉に感情を込めて大衆に訴えて時代のカリスマになりました。
ヒトラー・麻原・トランプは、短い言葉でホンネを顕わにしているだけで演説が上手な訳ではありません…だがそれは、長々と高尚な演説をするインテリ政治家の言葉より人々の心に響く。
なぜなら、それこそが『いてもいなくてもいいその他大勢=大衆』が求めている言葉だからです。
けれども一旦そのカリスマ性に魅了されたが最期…人々は泥沼の共依存(共嗜癖)に陥るのです。
教祖も信者も互いを切り離せなくなる…教祖は信者に依存し、信者は教祖を妄信する。互いにその泥沼にはまって破滅を招いたのが『ナチスドイツ』であり『オウム真理教』でした。
酒・タバコ・麻薬…人はあえて体の毒になるものを好みます…それが心地よい快楽を齎すから。
男女関係に限らず互いに依存し合う事は快楽です…だが度が過ぎると我と我が身を滅ぼします。
#8188[2020/11/17 21:34]  sado jo  URL 

こんにちわ
トランプさんは往生際が悪いなと思いました。
#8189[2020/11/18 13:05]  ネリム  URL  [Edit]

Re: ネリム様COありがとうございます^^

> トランプさんは往生際が悪いなと思いました。

往生際が悪い…は、最期まであきめないと言うアニメヒーローの象徴でもありますが(笑)
トランプがやると『悪あがき』『男らしくない』『しつこい』…と女性が嫌う男の要素になるのはやはり人格からでしょうか?男は普段から女性や弱者を大事にしなきゃぁ散々ですね。
ましてや大勢のコロナ感染者が出て、満足な経済活動も出来てない国で、意地悪をしてわざと政権の移譲を遅らせていたら、大勢の犠牲者が出て、国民が経済的にも追い詰められますよね><
#8190[2020/11/18 17:59]  sado jo  URL 














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