
第二章:新人類への覚醒
まだ一般の家庭に テレビがなかった子供の頃に 買って読んだ
漫画に出てくる 手塚治虫や石ノ森章太郎が描く エスパーにあこがれた
壁の向こう側を見透かし 誰も知らない遠くの出来事を知る Clairvoyance
人の心の中を読み解き 遠くにいる人と自由に会話を交わす Telepathy
手で触らず物を持ち上げ 離れた機械を自在に遠隔操作する Telekinesis
人間や物体を瞬間的に 又は高速で遠くに転送・移動させる Teleportation
未来の人間は 超能力が使える エスパーになるんだ…と思っていた
けれども大人になって 漫画のような話は 空想上の夢物語だと知った
もし今の人類が 感覚をとぎ澄まし 将来は超能力を得られるとしても
エスパーになれるまでに進化するには 何百万年もの長い歳月が掛かる
自然を破壊して作り変える人類の前に 今の地球環境ですら危ういのに
それまでに 環境が激変してゆく地球上で 人類が存続するのは難しい
漫画のようなエスパーを 実際に目にする事は ないものと諦めていた
それから数十年が経って 私は諦めていた奇跡を 目の当りにしていた
行った事もない店をナビアプリで覗き グーグルマップで世界を眺める
遠くにいる人とスマホで話し 見た事もない人とズームで顔を合わせる
自分の力を使わずに物を動かし IoTアプリで機械や家電を遠隔操作する
QRコードでお金を転送し 物品をあっちからこっちに 自在に移動させる
いつの間にやら人間は 漫画にでてくるような エスパーになっていた
人間は 数百万年の進化の時を飛び越えて AI=電子頭脳を生み出した
それは 新たな神となるものであり 人間の能力を拡張する存在である
そして エスパーとして目覚めた人は 超能力を武器にして闘い始めた
ウィルスと言う 見えざる敵に勝った時 新たな世紀が見えてくるだろう
なぜ世界の暦はアレクサンダーやシーザーなどの大英雄からではなく、一介のユダヤ人に過ぎないナザレのイエスから始まっているのか?
なぜ第一次大戦や第二次大戦の様な世界的事件が新世紀の始まりにならず、新型コロナパンデミックが二千年紀の扉を開く事になるのか?
それは人の生活が信心で成り立っているからである…例えば、あなたが一枚の紙を持ってコンビニ店に行ったとする。欲しい商品を籠に入れてレジに行き、その紙を店員に渡すと「お買い上げありがとうございます。〇〇円になります」と礼を言って商品とお釣りをくれる。
なぜか?あなたも店員も持って行った紙(貨幣)の価値を信じているからである…つまり人は神を信じていようが信じていまいが、日常的に何かを信じながら生きている。子は親を信じて甘え、社員は会社が給与をくれるものと信じるから働く。それが信ずる心(信心)である。
如何に強大な武力を振るおうが、世界地図を書き換えようが、イエスの様に人の心と価値観を書き換えない限り新しい暦は始まらないのだ。
ローマ人がゲルマンの来襲と言う禍悪に見舞われて初めてイエスの教えに目覚めた様に、今新型コロナに襲われた世界の人々は、今まで余り重要視しなかったテレワークやリモート会議などの電子システムが世界を動かす事を知った、人間は本物の超能力者として覚醒したのだ。
新たに始まった二千年紀で人は新人類となり、AIと言う自らが創造した神と神が人に付与する超能力を駆使しながら進化してゆく事だろう。
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